与重ぶどう園について

与重(よじゅう)ぶどう園は岩手県紫波町佐比内にあります。佐比内でぶどう栽培が行われるようになったのは50年程前。佐比内の将来について考えた地域の先輩方が、ぶどう栽培に適した土壌や昼夜の寒暖差など、高品質のぶどうを育てる環境が整っていることに着目し、ぶどう団地を形成しました。 そのぶどう団地の一角にある90アールの畑で、キャンベルアーリーを中心に約10種類ほどの生食用ぶどうを栽培しています。

 

与重ぶどう園の目指すコミュニティ形成

ぶどうは古代から人間によって栽培され、食べられてきた果物の一つです。数千種類以上の品種が存在しており、豊かな味と風味、多様な用途、健康への効果、文化と歴史、季節のシンボルなど様々な要素が複合的に作用して、多くの人の心を掴んでいます。「ぶどうの魅力」に引き寄せられるさまざまな人々が与重ぶどう園を訪れます。ぶどうを購入する方や農作業を手伝う方、自然と触れ合う方、そしてSNSを通じて情熱をシェアしてくれる方など。与重ぶどう園が目指す「ぶどうを通して実現したいこと」は、ぶどうを愛する人々を一つのコミュニティに結びつけ、それぞれが豊かな経験を共有することです。

 

園主について

蒲生庄平 (がもうしょうへい)
福島県西会津町出身で、2017年に紫波町佐比内に移住しました。妻の実家がぶどう園を経営していたため、その畑を引き継いで農業を始めました。農業未経験でしたが、地域の人々やぶどう農家仲間と協力して、農業経営と栽培技術向上に日々努力しています。また、会社員時代の経営企画や営業の経験を活かして、新商品の開発や販路開拓に積極的に取り組んでいます。